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  • コラム
2023年09月11日更新

屋根外壁コラム「屋根塗装は築10年が最適な理由」

屋根外壁コラム「屋根塗装は築10年が最適な理由」を掲載します。 こちらは、屋根リフォーム・外壁塗装専門サイト 「屋根・外壁の相談窓口」に掲載したコラム「49.屋根塗装リフォームの目安は築10年が目安って本当?」をより詳しくしたものになります。
より専門知識が問われる外壁塗装・屋根リフォーム。
屋根・外壁の相談窓口」では、コラムや事例も多く掲載しています。
屋根・外壁塗装をご検討の方は、「屋根・外壁の相談窓口」をぜひご覧ください。
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太陽光や雨は建物の劣化を促進させる原因となります。
どちらも共通している点は、上部から降り注いでくるという点ですが、その劣化因子を最前線で受け止めているのが屋根であり、建物の中でも一番過酷な環境に位置する部位であるともいうことができます。
もし、屋根の劣化が進むと雨漏りなどで建物に被害をもたらすことがありますので、屋根の状態の把握はとても大切です。

「屋根塗装は築10年が最適な理由」
屋根と言っても、様々な種類があります。その種類によってメンテナンスの方法が違いますので、下記に代表的な屋根の種類を挙げていきます。

① スレート屋根
② アスファルトシングル屋根
③ 金属屋根(瓦棒・折板屋根)
④ 鋼板屋根(ガルバリウム鋼板屋根)
⑤ セメント瓦屋根
⑥ 粘土瓦屋根

特に、粘土瓦、鋼板屋根、スレート屋根は日本の建物で採用されている比率が他と比べて格段に多いので、それぞれご説明します。
粘土瓦は表面に釉薬(ゆうやく)が一般的に塗られており、釉薬を塗っている場合は、塗装の必要がありません。

鋼板屋根に関しても、金属自体が劣化をしにくい合金である事と、表面にフッ素などの仕上げが施されている商品ですので、メンテナンスが必要になるまでのサイクル期間が長く、20年から30年の耐久性がある商品も販売されています。

上記の二種類は、メンテナンス周期が長い商品ですので今回のテーマとは異なります。
他にも色々な種類の屋根が挙げられましたが、多くの建物に採用されているスレート屋根が今回のテーマに合致しますので、焦点を当ててご説明します。

スレート屋根とは
スレート屋根とは、セメントと繊維状の成分を固めて作られた薄型の屋根材です。価格が安価で採用される事の多く、薄くて軽量であるため、建物の耐震性も確保しやすい人気の屋根材です。
スレート屋根には大きく2種類があり、2006年(平成18年)を境目に石綿スレート屋根と無石綿スレート屋根に大別できます。

石綿スレート屋根とは

石綿スレート屋根は、文字通り石綿(アスベスト)が使われているスレート屋根材です。
石綿(アスベスト)とは吸入することにより、人体に悪影響を与える繊維状の鉱物の総称で、肺がんや肺線維症になるリスクが高まる物質となっています。

2006年の法改正により石綿の使用が全面的に禁止となりました。
しかし、繊維状の物質の中で人体への悪影響を考えなければ、非常に優秀な耐久性を持った素材でした。その為、多くの建築資材に使われていていた過去があります。石綿スレート屋根もそれに該当します。

法改正により、スレート屋根もセメントと混合する繊維状の製品の代替えとして、パルプやその他の繊維を混合して製造するようになりました。
しかし、石綿ほどの耐久性を出せる代替え品を探すのが難しく、石綿含有していないスレート屋根は人体に優しい反面、耐久性に関しては不安が残るものになってしまいました。

現在では屋根材メーカーの努力もあり、屋根材の耐久性を上げ、表面のコーティングを強くすることで改善されていますが、転換期初期の屋根材は特に耐久性の面で不安が残る商品が多いです。(一部、2006年以前に発売した商品でも石綿の含有を極限まで減らした商品、もしくは石綿が含有していない商品が出ていますので、今回は法改正を基準に記述させて頂きます)

上記のことから、石綿が含有していない築10年~築15年位の方は、早めのスレート屋根塗装がおすすめとなっています。特に、太陽光や雨など厳しい環境下にある屋根は、10年を過ぎると加速度的に劣化していくケースが多くありますので、劣化を抑制するためにも、屋根塗装は築10年が最適となっています。もし、塗装をするタイミングではなかったとしても点検は実施することをおすすめします。


「屋根塗料の耐久性が10年前後」
築10年以上経って塗り替えをした後の、屋根の塗料の耐久性は、同様に10年前後といわれています。但し、これは選んだ塗料にもよります。例えば、フッ素樹脂系の塗料を選んだ際は、耐候年数は15年以上とも言われていますが、メーカーで記載されている耐候年数は期待年数ですので、実際の所はそれよりも早く寿命が来る事もあります。その理由としては、屋根は元々厳しい環境下にありますので、現地の環境に左右されるところが大きいからです。
極端な例を挙げると、沖縄と北海道では気温も紫外線量も、雨量も全く違います。
その為、屋根の劣化の仕方は変わります。もっと身近な例だと、日当たりが良いのか悪いのかによっても変わりますし、風の流れによっても屋根材が損傷して劣化が急激に進むことがあります。普段あまり見ることのできない部位の為、破損や板金の錆など思わぬ劣化が進んでいることもありますので、屋根塗料の耐久性は10年前後ということは念頭に置き、点検を実施するスケジュールを組むことが大切です。




「築10年までに起こる劣化症状」

スレート屋根の劣化としては下記のような劣化症状がみられます。

① スレート屋根の色あせ
太陽光や、雨にさらされることで塗膜が劣化して起こる現象。
② スレート屋根の反り
塗膜が劣化し、基材に雨等の水分が含水し膨張・収縮を繰り返すことや、直射日光に曝され熱が発生することで、基材が変形する。
③ スレート屋根の割れ・欠け
基材が劣化による変形に耐えられなくなると基材の割れ・欠けを起こす。変形した基材が強風に煽られることや、飛来物が当たることによっても引き起こす可能性がある。
④ 板金部分の錆
屋根の板金部分の塗膜が劣化し、雨等の水分と鉄が反応し錆を引き起こす。アンテナが屋根の上にある場合は、アンテナの錆から流れてきてもらい錆を引き起こすことがある。
⑤ 藻・苔・カビの発生
塗膜が劣化し、基材が水を吸い込み滞留することで藻・苔・カビが発生しやすくなる。

上記の現象が起きてくると、基材のトップコートの劣化が進行しているサインとなります。



「もし築10年を超えて屋根塗装をしなかった場合」
それでは、前述の劣化のサインを見逃し、屋根塗装をしなかった場合、一体屋根はどうなってしまうのでしょうか。
結論から言うと、見逃したからと言ってすぐに雨漏りするわけではありません。
何故かというと、スレート屋根の下にはルーフィングという防水層があるからです。
スレート自体が雨漏りから家を守っているのではなく、ルーフィングが雨漏りから守っているのです。
しかし、スレート屋根が傷んでくると結果的にルーフィングを痛めることに繋がります。例えば、スレート屋根は釘でとまっていますが、変形するとそれに追従して釘がルーフィングを痛めてしまいます。
また、雨が想定よりもルーフィングまで到達してしまう量が多ければ、その分ルーフィングの劣化が早くなります。
こうして、スレート屋根でルーフィングまで傷んでしまった場合は、屋根の吹替もしくは、金属屋根の重ね葺きが必要となります。現在は、スレート屋根であれば金属屋根の耐久性が良いのと施工性が良い面から、重ね葺きの方が主流となっています。

しかし、重ね葺きだとガルバリウム鋼板製の屋根材で㎡辺り約11,500円(税別)となります。
屋根塗装は、シリコン樹脂塗装で㎡辺り約3,100円(税別)ですので、約4倍の金額差が発生します。
※工事金額などが記載されているものは作成時の金額となり、現状では異なる場合があります。

重ね葺きによるメンテナンスは、大体30年を目安で行うのですが、既存の屋根に重ねて施工するという性質上、雨漏りをして屋根の構造部分が傷んでからだと、しっかりと固定して施工することが出来ないので、構造部分が傷む前の工事が必要です。傷んでしまってからでは補修費も余計にかかってしまいます。その為屋根を傷んだまま放置しすぎると、30年よりも前に大規模なメンテナンスをしなければならないリスクがあります。


まとめ
屋根には様々な種類があり、メンテナンスの仕方も周期も違います。その中でもスレート屋根は比較的安価で耐震性を高める効果がありますので、人気の高い商品です。しかし、2006年の法改正に伴い石綿が使用禁止になった為、それ以降のスレート屋根は環境や人体に悪影響を与えない素材で製造されている反面、石綿が含有しているスレート屋根よりも耐久性に不安を抱える結果となりました。現在は、改善されてきていますが、太陽光や雨などが降り注ぐ厳しい環境下にある部位なので、10年毎のメンテナンスがおすすめです。今回は、スレート屋根に焦点を当ててご説明しましたが、どのような屋根材でも飛来物があれば損傷します。耐久性がある商品だからといって放っておいても安心ということではありません。10年毎でメンテナンスをするべきだということを念頭に置き、もしタイミング的にメンテナンスが難しいのであれば、点検だけでもして、しっかりと現状を把握することが大切です。BXゆとりフォームに、お気軽にご相談ください。
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コラム監修

BXゆとり編集部
BXゆとり編集部
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