フローリングの劣化や汚れなどをできるだけ防ぎ、きれいな状態を長持ちさせるためには、日頃のお手入れが大切です。また、フローリングの性質に合った正しい掃除をしないと、かえって床の状態を悪化させてしまうことにもつながってしまいます。
ここでは、フローリングのお手入れ方法とその際の注意点、日常生活で気を付けるべきポイントなどをご紹介します。
まずは、フローリングのお手入れ方法について見ていきましょう。「日頃行うべき掃除」と「定期的に行うワックスがけ」、そして「ひどい汚れを急いで落としたいときの対処法」について、それぞれご紹介します。
フローリングの通常のお手入れ方法には、掃除機やモップなどを使ったほこりやゴミの掃除と、乾拭きが挙げられます。
乾いたモップや雑巾を使うことで、掃除機では吸い取り切れなかったような細かいゴミも取り除くことができます。
スチームモップやスチーム掃除機は、水分や摩擦によってフローリングを傷めてしまうことがあるため、使用は避けましょう。
フローリングはむき出しのまま使用すると、汚れや傷もつきやすく、劣化のスピードも速くなってしまいます。そのため、半年に1回程度、定期的にワックスがけを行うことが理想的です。
ここでは、ワックスがけの手順とポイントを、簡単にご紹介します。
1. ワックスがけは晴れた日に、床が乾いた状態で行う
2. ワックスをかけるまえに、掃除機や乾拭きで床のゴミやほこりを取る
3. ワックスは塗りやすく、乾きも早い水性樹脂タイプがおすすめ。ワックスがけ専用のモップを用意する
4. 木目に沿って、お部屋の奥から出口に向かってむらなく塗っていく
5. お部屋の風通しが良い状態で、30分~1時間かけてよく乾かす
ワックスが乾ききらないうちに歩いたり、家具を移動させたりすることは避けましょう。むらが出たり、ツヤがなくなったりする原因となってしまいます。
食べこぼしや油、インクなど、乾拭きでは汚れが落ちにくい場合は、濡らして固く絞った雑巾で拭きます。それでも汚れが落とせない場合は水に少量の中性洗剤を混ぜて、雑巾に染み込ませて拭きましょう。水分や洗剤がフローリングに残らないよう、しっかり乾拭きもします。
ここからは、フローリングのお手入れの際に注意すべきポイントをご紹介します。誤った方法や道具で床を傷付けてしまわないよう、お手入れ前には確認しておきましょう。
木でできているフローリングは水気に弱いため、水拭きはNGです。水分によってひび割れや反り・膨張といったトラブルを起こす可能性があります。
前述したように、水に濡らした雑巾を使用する際は固く絞って、水分が床に落ちてしまわないよう注意しながら使用します。濡れ雑巾を床に放置することもないようにしましょう。
薬品が染み込んでいる化学モップや化学雑巾を使う場合は、必ずドライタイプを選びましょう。また、長時間化学モップをフローリングに置いたままにすると、変色してしまう場合があるため、放置は厳禁です。
濡れている場所に化学モップを使用するのもNGです。化学成分が溶けて、床に広がってしまう場合があるからです。
ワックスがけの前後にも、化学モップや化学雑巾の使用は避けましょう。ワックスと化学成分が反応し、ワックスにむらが出てしまうことがあります。
ワックスがけをする際、ワックス剥離剤は使用しないようにしましょう。剥離剤は水で薄めて使用するため、フローリングが膨張したり、変色してしまったりするおそれがあります。基本的には、ワックスは重ね塗りしていきます。
ワックスがけをするとツヤも出る上、表面も保護されますので、つい間を置かずに塗りたくなってしまう人もいるかもしれません。しかし、ワックスがけは半年に1回程度が目安となっており、頻繁に行うと逆に床を傷めてしまいます。一度に大量のワックスを塗るのも、膨張やむらの原因となるためNGです。
耐久性のあるワックスを選ぶようにして、頻繁に塗るのは避けましょう。
最近は、ワックスがけ不要のワックスフリーフローリングも増えています。ワックスフリーフローリングはそのままでもきれいな状態が長持ちする、傷や汚れから床の表面を保護してくれる機能を備えた商品です。お手入れも簡単になるなど、メリットが多いフローリングとなります。
ワックスがけをしてしまうと逆に効果をなくしてしまうこともあるため、注意しましょう。
お手入れだけでなく、普段の生活でもフローリングを傷めないために注意すべきことがいくつかあります。極度の乾燥や日焼け、水気などでフローリングが部分的に傷んでしまうと、見栄えも悪くなってしまいます。日常的に気を付けたいことを見ていきましょう。
水分を床にこぼさないよう気を付けていても、観葉植物や洗面所などの水回り、窓際の水気を見落としがちです。
次のような点に注意しましょう。
・植木鉢は直接置かず、水受け皿を用意する
・キッチンや洗面所など、水気の飛びやすい場所はマットを敷く
・窓際は雨の吹き込みや結露に注意し、床に水がついてしまったら早めに拭き取る
フローリングは水分だけでなく、乾燥や熱でも傷みやすいため注意が必要です。床のひび割れや反りの原因となってしまいます。
・ヒーターやエアコンで長時間お部屋を暖める際は、加湿器も使用して湿度を保つ
・ホットカーペットは直接敷かず、断熱マットなどを下に敷いて使う
・ホットカーペットを長時間高温のまま使用しない
上記のようなことを心掛けるといいでしょう。
日当たりの良い窓際のフローリングは、日焼けによって色あせてしまいます。家具などを置いていると、部分的に日焼けしてしまうため、色むらが出てしまうことも…。日焼け予防には、昼間は遮光カーテンをして、直射日光を防ぐといいでしょう。
大きな家具や大量の書籍など、重量のある物を長期間置いておくと、フローリングがへこんでしまう原因となります。負荷をなるべく分散させるためにも、置き板などを活用するようにしましょう。
家具をはじめ、物を移動させる際は、床を引きずらないようにするということも大切です。ワックスがけなどで表面を保護していても、強い摩擦によって傷付いてしまうことがあります。 傷を補修するために部分的に塗装するとしても、DIYで完全にきれいにすることは難しいです。極力傷をつけないよう、ちょっとした家具の移動の際にも注意しましょう。
フローリングのお手入れ方法や、掃除、日常生活で注意すべきポイントについてご紹介してきました。
定期的なワックスがけは家具の移動なども含めると時間もかかる上、むらなくきれいにできるか不安という方もいると思います。そのため、ワックスフリータイプのフローリングは、お手入れの楽さやツヤが長持ちするという点で人気のフローリングとなっています。
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