キッチンや壁紙、床材、ドアの取っ手なども、実際にショールームで手に触れ確認をし、予算的にも納得がいくような形でフルリフォームをお願いしました。リビングダイニングの窓は、以前から憧れていた「吉村障子」風をお願いして、ひとつの大きな光の面ができました。「当然のようにある、部屋ごとのドアは必要なんだろうか？」昔から疑問に思い、寝室や書斎のドアは取り付けないという答えを出しました。そしてそれは大正解でした。浴室は、“おすすめプラン”、トイレのクロスはショールームで見つけた天然素材のものをお願いしました。大切なのはどのように住みたいか、全体的なイメージを持つことだと痛感しました。私たちのわがままをしっかりと受け止めて、的確なアドバイスと進行をしていただいた、BXゆとりフォームに出会えたことが、気持ちのいい棲家ができた大きな要因だと思っています。

ご夫婦のデザイン的なセンスは素敵で、品質も高いものを求められたため、やりがいのある仕事でした。三方枠（扉のない出入口枠）のみで、扉や敷居が必要ないと言われたときは、扱ったことのないケースだったのでびっくりしましたが、素晴らしいフルリフォームの事例を担当させていただきました。ご夫妻の感覚は統一感もあって、ポイントがぶれないため、デザイン的なアドバイスよりも施工面などに関してご説明申し上げました。トイレの壁は布クロスのような風合いをご希望でしたが、水まわりなのでビニールクロスの中からお選びいただき、スタイリッシュな空間ができ上がりました。