築34年が経ち老朽化も気になり始めた頃に、トイレと浴室水栓の調子が悪くなりました。部分的に交換するよりは全体的にリフォームをしようと思い、以前からお付き合いのあるBXゆとりフォームさんに依頼しました。当初は全面大理石にしようと考えていましたが、メンテナンスが難しいことを知り、以前施工したエコカラットの質感が気に入っていたため、タイルで計画することにしました。アドヴァンやLIXIL、TOTOのショールームを見学し、商品や仕様を決めていく過程で、リフォームアドバイザーの方には何度も見積もり作成やアイディアの提案をして頂き、感謝しております。特に浴室照明の提案は、空間に陰影が生まれて仕上がりに活きており、とても気に入っています。トイレ壁面の石目柄のタイルや浴室の1枚ガラスの扉など、大胆な選定をしたと思いましたが、重厚感のある仕上がりに大変満足しております。

ホテルのスウィートルームのような空間をご所望とのことで、お話を頂きました。
トイレはイタリア製の30㎝×60㎝のタイルを使用し、全体的にダークトーンで落ち着いたテイストの仕上がりに。
浴室には、イタリア製の60㎝角のタイルを使用し、100㎏近くある鋳物のホーロー浴槽を埋め込みました。
入口のサッシはモザイク柄の1枚ガラスで、取っ手のデザインにもこだわって頂きました。
鋳物ならではの艶感のある浴槽と大判サイズのタイル、そして一枚ガラスの入口ドアという大胆な選定により、意匠性の高い優美な空間に仕上がりました。
一般的なクロス仕上げのトイレやユニットバスへの工事とは異なり、今回のような工事は職人の数も多く、工事日数もかかります。N様宅の工事ではお客様在宅での工事だったこともあり、工程管理や段取りには特に配慮しました。