リフォームするときには同時に行ったほうがいいものがあり、クロスと床の張り替えもそのひとつです。
今年は壁紙で来年は床材、と別々に張り替えようと考えているなら、まとめて工事することを検討した方が良いかもしれません。
今回の記事では、クロスと床の張り替えを同時にするほうがいい理由と、工事に際して押さえておきたいポイント、費用相場などを詳しく紹介していきます。
同じ部屋の壁材、床材であれば、同時に張り替えることがおすすめです。その理由を3つご紹介します。
クロスと床を同時に張り替えると、部屋の統一感を出しやすくなるメリットがあります。 どちらか片方だけを張り替えると、新しくなった部分が他から浮いて見えてしまいます。材質や色の相性が悪くなる可能性もあるため、できる限り同時にリフォームすることをおすすめします。
壁材と床材、どちらか一方の張り替えをして、その数年後にもう一方を張り替えることにすると、費用も掛かりかえって割高になり、手間もかかってしまいます。 同時に張り替えれば、工事をするための荷物の移動や養生といった作業をまとめて済ませることができます。また、工事にかかわる人件費が削減でき、工期も短くなる可能性があります。
リフォーム会社によっては内装リフォームをパッケージ化し、サービスを安く販売しています。天井や床、壁、ふすまや畳など組み合わせは色々ありますが、壁と床がセットになっているものも少なくありません。
依頼したいリフォーム会社にパッケージ商品がなくても、まとめて依頼すると値段を抑えて対応してくれるケースもあります。一度リフォーム会社に問い合わせてみることをおすすめします。
クロスと床をまとめて張り替えする時に押さえておきたい、3つのポイントをご紹介します。
壁や床は部屋に占める面積が大きく、部屋の印象を左右するため色の組み合わせには注意が必要です。
基本的に、壁は白やベージュなどの淡い色、床は黒や茶色、グレーなどの濃い色で組み合わせると失敗が少なくなります。天井は壁より明るい色にすると高く見えるため、おすすめです。
インテリアとの相性も合わせて考えるとさらに部屋全体に統一感が生まれるため、リフォーム会社と相談しながら、手持ちの家具が映える色を選ぶことも大切です。
壁材、床材は種類が多く迷ってしまいますが、機能性は部屋ごとに選ぶことがポイントです。
たとえば寝室なら調湿性が優れたクロスに、保温性・防音性の高いカーペットを選ぶと、お休み前の時間をリラックスして過ごせます。子供部屋のクロスは汚れにくいように防汚性・抗菌性の高いものを採用し、転んでも衝撃を吸収するコルク素材の床にすると安心です。
このように部屋の使用目的により、適した素材は異なります。壁材や床材は、優先したい機能を考えて選ぶことが大切です。
サンプルを見ながら壁材、床材を選んでも、実際に部屋一面に張ると思っていたのと違う印象になるケースは少なくありません。特に柄もののクロスは仕上がりをイメージしにくいため、想像通りの仕上がりになりにくいといわれています。
壁材、床材選びの失敗を防ぐためには、できるだけ大きめのサンプルを借りることをおすすめします。その部屋の照明や日当たりによっても見え方が変わるため、実際の部屋で壁や床にサンプルを当てて見ることが大切です。
クロスと床の同時張り替えにかかる費用の相場は、一般的な6畳間であれば15~30万円程度ですが、それぞれ別々に張り替えた場合の費用相場は以下のとおりです。
スタンダードな量産クロスを使用して張り替える場合、費用相場は約5~10万円です。1000番台クロスと呼ばれる定価1000円/mを超えるハイグレードクロスを選ぶと、費用は高くなります。
またスタンダードクロスを選んだとしても、下地の状態が悪い場合は施工費用が上がります。
珪藻土や漆喰などの自然素材を活用した塗り壁にする場合は、数万円程度費用相場が高くなりますが、材料やリフォーム会社によって変動するため、一度リフォーム会社に見積もりを取ると安心です。
床の工事には、既存の床の上に床材を設置する上張りと、既存の床をはがして張り替える2パターンがあります。
フローリングからフローリングへの工事を例に見ると、上張りの費用相場は約10万円~、張り替えは約15万円~です。上張りは低コストですが、フローリングの厚み分の段差ができる、下地の状態を確認できないなどのデメリットがあるため、リフォーム会社と十分に相談することをおすすめします。
比較的簡単にはがせるカーペットやクッションフロアからフローリングにする場合は、張り替えでも10万円前後でリフォームが可能です。反対に、畳の部屋は下地の調整が必要になるため、張り替えには20万円近くかかります。
予算や工期の兼ね合いで、壁か床一方しかリフォームできない場合、床の張り替えを優先して検討することをおすすめします。
張り替え自体はどちらからでもできますが、生活上の安全性を確保するためには床の方が優先度は高くなります。また、床より壁を養生する方が難しいため、壁を先に張り替えてしまうと、いずれ床を工事する時にせっかくきれいにした壁に傷をつけてしまう可能性が高くなってしまいます。
一般的には床の張り替えが優先されますが、リフォーム会社によって変わるため、依頼する前に相談しておくことをおすすめします。
クロスと床の張り替えを検討しているなら、できる限り同時で行うとコストを抑えて短い工期で済ませられます。壁材と床材を同時に選べることから、部屋の統一感を出しやすくなるなどのメリットもあります。
張り替える素材は、部屋ごとに必要な機能を考えて選ぶことが成功のポイントです。サンプルはできるだけ大きなものを選び、実際に部屋の壁や床に当ててみると「こんなはずじゃなかった」を防げます。
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