浴室は、体を洗ってきれいにするためのスペースです。しかし、実際には、入浴は単に体の汚れを落とすというだけでなく、リラックスや疲労回復など、さまざまな効用を持っているといえます。
こうした浴室の機能性やデザイン性を考えたときに意識すべきポイントのひとつに、「窓」が挙げられます。浴室をより快適なものにするために、浴槽や床デザインだけでなく、窓にもこだわりを持ってみてはいかがでしょうか。
浴室の窓には、おもに次の3つの役割があります。浴室に窓を設置するときは、それぞれの役割をどの程度果たせるかについて考えましょう。
浴室は、どうしても湿気がこもりがちになります。そのため、窓を使って換気ができるようにしておくと便利でしょう。換気扇だけではなかなか対応できない、外の空気と中の空気の入れ替えも、窓があれば簡単に行うことができます。
浴室には、当然電気がついていますが、窓から自然の光を取り入れることも大切です。直接光が入ることで、カビの発生を抑えられますし、窓から差し込む明るい光を感じながら、お昼に入浴するのはとても贅沢で心地のいい時間になるはずです。
日本には、古くから露天風呂のような「自然を感じながら入浴する」というスタイルがあります。自宅の浴室の窓からも、庭の様子が見えるような空間デザインをすることで、よりリラックスして入浴ができるようになるでしょう。また、太陽の光や夜の静けさを感じながらの入浴も、心身を癒やすのに役立つはずです。さらに、浴室の中に開口部を作ることで、閉塞感をなくし、より開放的な気持ちで入浴できるという効果も期待できます。
このようにメリットの大きい浴室窓ですが、いくつかの注意点についても知っておく必要があります。窓がトラブルの原因になってしまうことがないよう、あらかじめ気を付けるべき点を知っておきましょう。
・防犯性
窓は、空き巣や泥棒の侵入経路にもなります。空き巣や強盗の侵入を許さないために、浴室窓は防犯を意識してつける必要があります。
昨今では、ハンドルを回すことで複数枚の細長いガラス板が開閉し、隙間を作る「ルーバー」というシステムが利用されることも増えています。ただし、ルーバー窓は人が通ることはできないものの、窓ごと外すのは比較的容易であるという問題があります。そのため、ルーバー窓と併せて、外側に格子を作るといった工夫をすることも大切です。
・快適性
せっかく窓をつけるのであれば、できる限りメリットを受けやすい形状で作りたいものです。浴槽に浸かっているとき、窓がどの位置にくるのかということや、開閉はしやすいかといったことについても考えてみましょう。図面だけで見て判断するのではなく、実際に浴室を使っているときの様子をシミュレーションしてみるのがおすすめです。
・寒さ対策
開口部があるということは、それだけ外の空気が入り込んでくるということです。浴室は裸で利用する場所ですから、特に冬の寒さ対策には気を配っておきましょう。内窓をつけたり、複層ガラスを採用したりして、断熱効果が高い窓を作るようにしてください。
浴室用の窓の種類には、さまざまな物があります。ここでは、代表的な窓の種類をいくつかご紹介します。
・引き違い窓
引き違い窓は、2枚のサッシを左右に動かす、いわゆる一般的な窓の形状です。一般の住宅にもしばしば使われる窓ですが、気密性や防犯性はあまり高くありません。
・縦すべり窓
最近では、通常の住宅窓としても見かけることの多くなってきた縦すべり窓は、縦に細長い形状が特徴です。ドアのように外に押し開けることで開閉ができます。通常の窓に比べて、開けたときの風通しや、閉じたときの気密性が高いというメリットがあります。
・横すべり窓
横すべり窓は、縦すべり窓を横向きにしたような形の窓です。窓の左右が開く縦すべり窓に対して、横すべり窓は上下が開きます。縦すべり窓と同様、開けたときの風通しと閉じたときの気密性に優れます。
・内倒し窓
内倒し窓は、上部が室内側に向かって倒れるように開く窓です。可動域はそれほど広くないため、防犯性も高くなります。
そのほか、デザイン性に優れた出窓や、上下に開閉する上げ下げ窓なども浴室窓として適しています。自宅の浴室に最適な窓を選びましょう。
浴室の窓をどのような物にするのかは、防犯性や快適さに大きく関わる問題です。安易に決めるのではなく、家族の希望や性能にこだわって考えるようにしましょう。また、デザインも、入浴時のリラックスという意味では重要なポイントです。
BXゆとりフォームでは、浴室の窓のリフォームも行っています。窓の交換を考えている方は、まずはお気軽にご相談ください。ご希望に応じて、さまざまな窓のメリットやデメリットについてアドバイスいたします。
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