マンション住まいで問題となりがちなことに、階下への騒音が挙げられます。床に物を落としてしまったときや子供の走る足音などで、階下の住人の迷惑となっていないか、ヒヤッとしたことはありませんか?
防音性に優れたマットを敷いたり、遮音性に優れたフローリングにしたりすることで、床の防音性を高めることができます。
ここでは、床の防音・遮音性を高めることの必要性をご説明した上で、遮音フローリングと防音カーペット・マットそれぞれの、特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。
まず、床に防音性・遮音性を持たせることの大切さについて確認しておきましょう。また、床衝撃音の防音レベルの見方を知ることで、防音カーペットや遮音フローリング選びに役立ちます。
マンションなど階下にも住人がいる住まいの場合、騒音は特に気を付けたいところです。集合住宅には自分やその家族のほかにも、赤ちゃんや受験生、高齢者の方などさまざまな人が暮らしています。病気で安静にしている人もいるかもしれません。他の住人に対して思いやりを持って生活することが大切です。
防音室のような壁にすることは難しいかもしれませんが、床に防音機能を持たせることで、物を落としたときや大きな足音を立ててしまったとき、家具を移動させるときなどの衝撃音は軽減することができます。
床衝撃音の防音レベルを知る手段として、遮音等級の「L値」があります。L値とは、上階から下階への床衝撃音がどの程度なのかを表す値です。防音マットや遮音フローリングのカタログにもL値が記載されており、この数値が低いほど遮音性能が優れているということとなります。L値は床への衝撃音の種類に対応した次の2種類があります。
・軽量床衝撃音(LL):家具を引いたときや、食器を床に落としたときなどに出る音
・重量床衝撃音(LH):子供がお部屋で飛び跳ねたり、走り回ったりしたときなどに出る音
しかし、L値は下地のコンクリートの厚みなどによっても変動するため、あくまで推定値となります。条件や環境によっても音の伝わり方は変化するため、「このL値のマットを敷いたから、このレベルの防音は絶対に完璧」というわけではないということも理解しておくべきでしょう。
防音レベル「L値」の見方を確認したところで、一般的なフローリングと遮音フローリング、さらに防音カーペットを敷くタイプ、それぞれの防音性の高さを比較してみましょう。
材質それぞれの一般的なL値を見てみると、普通のフローリングが「LL-60」、遮音フローリングが「LL-55~45」、防音カーペットが「LL-45~40」とされています。
つまり、防音性が一番高いのはカーペットで、次いで遮音フローリング、最後に一般的なフローリングとなります。
すでに遮音フローリングが採用されているマンションで、より防音性を高めたいのであれば、防音カーペットを敷くといいでしょう。
ここからは、遮音フローリングの特徴とメリット・デメリットについて見ていきましょう。
床衝撃音を軽減してくれる遮音フローリング(防音フローリング)は、フローリングの下にクッション性の遮音材が組み込まれているタイプの製品が多くなっています。そのため、ふかふかした感触や柔らかさが特徴です。
遮音フローリングが軽減する音のタイプはあくまで床衝撃音のため、声や楽器の音といった、空気中を伝って響くような騒音を防ぐ機能はないと考えたほうがいいでしょう。
遮音フローリングのメリットとしていえるのは、フローリングそのままの状態で、床衝撃音を軽減してくれる機能があるという点でしょう。カーペットやマットだと、お部屋やキッチンの一部にしか敷けず、床全面に遮音性を持たせることは難しいです。
デメリットとしては、遮音フローリング独特のふかふかとした歩行感が挙げられます。また、一般的なフローリングや防音マット・カーペットよりも費用がかかるという面もあります。
続いて、防音マットやカーペットの特徴、メリット・デメリットについて見ていきましょう。
防音マットやカーペットは、普通のカーペットやマットと同じく、フローリングの上に敷いて使うタイプがあります。カーペットにマットやウレタンなどを貼っているため、普通のカーペットよりも厚みがあります。
カーペットをはじめラグタイプやタイルタイプ、製品によってはスペースに合わせてサイズをオーダーできるタイプも。カラーやデザインも豊富で、自分で手軽に設置できるタイプも多くあります。
防音マットやカーペットのメリットとしては、その防音性の高さと、DIYで設置することができる点、そして低コストであることが挙げられます。
その一方で、ラグタイプやサイズが決まっているカーペットでは遮音できる範囲に限界がある、厚みが出てしまう製品が多いといったデメリットも挙げられます。
子供やペットが長時間いるお部屋だけ敷くなど、特に防音性を高めたい場所に設置することをおすすめします。
ここまで床の防音性を高める方法についてご紹介してきました。
遮音フローリングと防音カーペットそれぞれにメリット・デメリットがあるため、特に防音性がほしいお部屋の広さや用途に応じて、上手に使い分けるといいでしょう。
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