ステンレスは皿やマグカップ等の食器でもつかわれている馴染みのある素材です。またステンレスの流し台は1956年にはじめて設置されたといわれているので、キッチンといえば、まずはステンレスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ステンレスキッチンの特徴、メリットデメリット、費用相場、最後にBXゆとりフォームの施工事例をご紹介します。
シンク、天板などがステンレスで出来ているキッチンのことで、扉なども全てがステンレスで出来ているものは、「オールステンレスキッチン」と言います。見た目がスッキリしていて、スタイリッシュであることの他に、ステンレスそのものの性能(耐久性や耐熱性、防汚性、劣化が少ない等)を重視して選ばれる方も多く、人気のあるキッチンです。
まずは素材の特徴からご紹介します。
ステンレスは鉄(Fe)に10.5%以上のクロム(Cr)を含有した合金の素材です。英語表記ではstainlessとなり「錆ない」「汚れない」という意味です。キッチン、食器、調理器具だけでなく、精密機器や宇宙ロケット等、幅広い製品に使われており、以下の特徴があります。
・耐食性 錆を防ぐ
ステンレスの表面に「不導体被膜」という保護被膜ができ、ナノメートル単位の傷がついても瞬時に修復(自己再生)され、錆の発生を防ぎます。
・メンテナンス性 汚れが落ちやすく手入れが簡単
ステンレスは粒子結晶が細かく、汚れが染み込みにくい素材です。調理中にこぼしたり、油がはねたりしても、さっとふき取れば簡単に汚れを落とせます。
・衛生的 臭いがつきにくく染み込まない
キッチンは食材や生ごみ等の臭いが気になる場所ですが、ステンレスは臭いがつきにくく、また、カビも発生しにくい素材です。汚れも染み込みにくく、アルコールでの殺菌消毒が出来るほどの耐性もあるので、衛生的にも優れています。
・耐熱性 1000度まで耐えられる
ステンレスは熱や衝撃にも強いので、ステンレス製の天板であれば、熱いフランパンを置いても変形や焦げ等がつきにくく、重いものを落としても割れない特徴があります。(傷やへこみができることはあります)
・安全性 ホルムアルデヒドが発生しない
ステンレスは金属系の素材であり、ホルムアルデヒドの発散がほとんどなく、建築基準法の告知対象外で、住宅の仕上げ材として使う場合の規制もありません。
・耐水性 水が掛かっても対処しやすい
キッチンは水を使うため、汚れやすく、放っておくとカビも発生します。ステンレスはカビが発生しにくいため、普段あまり掃除ができない引き出しの中等も清潔が保てます。
・環境にやさしい
2006年には、約2800万トンのステンレス鋼が生産されましたが、そのうちの1700万トンはリサイクルされたステンレス鋼と金属が再利用されています。ステンレス製品のおよそ60%はリサイクル原料で作られています。(出典ステンレス協会)
・リーズナブル
他素材と比較するとお求めやすく、メンテナンス性も高いため、修繕費用も抑えられます。
・映えるスタイリッシュなデザイン
見た目がシャープにみえるので、キッチン全体をステンレスにする「オールステンレス」なら、スタイリッシュな雰囲気になります。
ステンレスキッチンの一番のメリットは、耐久性が高くお手入れがしやすいことです。熱に強くひび割れの心配もないですし、汚れがついても内側に浸透することがなく落としやすいため、長く使うものとして、おすすめです。また、オールステンレスのように素材感そのものの良さを出せるのも魅力です。
メリットもあればデメリットもあります。その素材の特性なので、注意して扱いたい部分をご紹介します。
・サビが全く発生しない訳ではない
先ほど錆を防ぐと紹介しましたが、錆が発生することもあります。1つは、「もらい錆」です。
スチール(鉄)の缶や包丁、他の金属を長期間置きっぱなしにしていると錆が移ることがあります。
また、塩素系の洗剤(ヌメリ取り剤・トリクロロイソシアル酸)や醤油等の塩分を含んだ調味料がついたままですと、被膜が破損されて、錆が発生してしまうことがあります。調味料がこぼれたらすぐにふき取る、塩素系の漂白剤はすぐに洗い流すことが重要です。
・水垢・石鹸カスの汚れ
水道水を使うと水垢がつきます。白い水垢は水道水に含まれる「炭酸カルシウム(石灰)」で、水が蒸発して結晶化した汚れです。蓄積するとカチカチになり、スポンジ等で落とすのが難しくなります。酸と反応すると水に溶けやすくなるため、お酢やクエン酸水等を湿らせた布を置いておくと、酸と反応して取りやすくなります。
・傷がつく
ステンレスはどちらかというと傷がつきやすい素材です。そのため傷がつきにくい加工(エンボス加工、バイブレーション加工)されているものがおすすめです。但し、傷がついたとしても素材の性能はかわりません。
お手入れの際にメラニンスポンジや金たわしなどでゴシゴシこすると細かい傷が増えていくので、やわらかいスポンジ等でお手入れするのがおすすめです。
その他、デザインに関しては以下のことが挙げられます。
・シンク
昔でいう流し台で使用されています。
・ワークトップ(天板)
衛生面、耐熱性(熱いフライパンを置いても焦げ付きにくい)、割れにくい、リーズナブルといった特徴のあるステンレス天板です。
・キッチンキャビネット
キッチンの骨組みそのものであるキャビネットの中をステンレス素材にすると、匂いも付きにくくお手入れもしやすいです。
シンク下のキャビネット内もステンレス素材であれば、品質劣化を軽減することができます。また、カビも発生しにくいため、キャビネットの内側なども、清潔に使うことができます。
キッチンの天板やシンクは、どのメーカーでも取り扱いがあります。キャビネットがステンレスのキッチンは、クリナップ製の「ステディア」、「セントロ」というブランド、LIXILの「リシェルSI」といったブランドがメジャーです。
その中でも、ステンレスキッチンを数多く扱っているのは「クリナップ」です。
中級グレードであるステディアは、キャビネットがステンレス製であることが一番の特徴です。シンクは排水口と一体型で、継ぎ目のない一枚のステンレスによる一体形成になっています。シンクとの継ぎ目がないためお掃除しやすいです。
クリナップのステディア(キャビネット、天板、シンクがステンレス)であれば、I型キッチンの交換(既存のキッチンと同じ場所に、新しいキッチンを設置する)の標準的な商品+工事費用は85万円~です。サイズの変更やオプションの追加、レンジフード等のグレードを上げる方も多く100万円~120万円で工事されている方が多い印象です。セントロは高級グレードの為、150万円~です。
既存のキッチンは木製のキャビネットで、湿気や水が漏れた際に腐らないか心配でした。クリナップのセントロはステンレス製のキャビネットなのでカビやニオイに強いキッチンです。
自動洗浄式レンジフード、フルスライド式のフロアキャビネット等、使いやすさと意匠性を重視。
近年は食器洗乾燥機をはじめ、キッチン周りの家電は海外メーカーを採用する方が増えています。
BXゆとりフォームではキッチンリフォームも数多く、毎日1件以上どこかで(年間500件~)施工しております。
お客様のご要望をお伺いし、生活スタイルや好みに合わせたおすすめのキッチンスタイルをご提案いたしますので、ぜひ、お気軽にご相談ください。
おすすめのステンレスキッチン
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※ステディア
※セントロ
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